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「オールセラミック」と「金属焼き付けセラミック」の違い

2020年5月26日

今日は、「オールセラミック」と金属を使用した「金属焼き付けセラミック」の比較です。

向かって左側がオールセラミック治療、右側が金属焼き付けセラミック治療の模型です。
前から見ると両方とも一見白くて綺麗なのですが、中に金属を使っていると
光を当てた時の透明感が全然違うんです。

オールセラミック治療は透明感があり綺麗ですが、金属焼き付けセラミックの場合は、どうしても金属の色が若干透けるので、光の当たり方によっては、若干くすんで見える場合があります。

強度は同程度ですので、当院では、セラミック治療は全てオールセラミック
治療を行なっております。私が歯科医師になったころは、オールセラミックがまだなく、セラミックといえば、金属焼き付けセラミックでした。しかし現在では、セラミック治療に金属を使用するメリットが全くないので、金属焼き付けセラミックは全くやらなくなりました。金属焼き付けセラミックは歴史的役割を終えたと思っています。

ここだけの話ですが、料金も金属を使用しないので、金属代分だけ安くできるはずです。しかし、オールセラミックの方が奇麗なのと、あとから開発されたということで、金属焼き付けセラミックよりも高く料金設定している歯科医院が多いようです。

神田歯科医院では、新しいものだから高く料金設定するのではなく、正直に原価の安いものは、適正な価格でご提供するようにしています。

他院のホームページをご覧になった患者さんから、どうして神田歯科医院はセラミック治療が安いのですか?と聞かれることがありますが、以上のことが大きな理由の一つです。(ほかにもありますが、それはいずれお話しします)

オールセラミック治療をした場合に、土台の心棒が金属ですと、やはり金属の色が透ける場合があります。現在は土台も白い材料を使いことにより、さらに自然な白さを表現できるようになりました。
次回以降は、白い土台について、お話ししていきたいと思います。

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