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診療用グローブは患者様ごとに使い捨てです

2020年5月27日

診療用のグローブですが、神田歯科医院ではコロナ対策以前より患者さんごとに使い捨てです。使いまわしはしていませんので、ご安心ください。

まだ、ちょっと洗うだけで、患者間で使い回しの医院も多いらしく、先日の歯科医師会の理事会でも話題になりました。今は患者さんも感染対策に敏感になっていますので、歯科医師会にも手袋の使いまわしの歯科医院があることがクレームが来るそうです。(実は統計でも、患者さんごとに手袋を使い捨てしている歯科医院は2割程度といわれています)

このような話が出ると、厚生労働省や歯科医師会が指導しないのか、というご意見が出ますが、正直いうと、経営の問題もあり実施するのが難しい医院も多いようです。実際に患者さんごとに手袋を使い捨てにすると、かなりの経費が掛かります。その他の使い捨ての予防機材などを含めると、再診料以上の経費が掛かっています。厚労省でも強制はできない理由の一つだと思います。

当院では月に1万枚以上使います。
今回のコロナ騒動で、マスクの入手は苦労しましたが、手袋も入手困難になり、必要量を確保するのに苦労しました。その他、滅菌パックとか、使い捨てエプロンなど、衛生用品がことごとく品薄になり、医療従事者は皆さん苦労しました。

写真は診療室のグローブ置き場です。サイズごとに積んであります。経費は掛かりますが、衛生環境というのは、一度レベルを上げると、元に戻せなくなるものなんです。私たちが、感覚的に汚い状態に戻れなくなるんですね。

コロナが終わっても、滅菌消毒環境は変わらないと思います。

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