睡眠時無呼吸症候群の症状
睡眠時無呼吸症候群は、眠っている間に呼吸が断続的に止まる病気です。
10秒以上の無呼吸が一晩に30回以上、あるいは1時間に5回以上ある場合が、 睡眠時無呼吸症候群の基準とされます。 無呼吸により睡眠が妨げられるため、 日中も強い眠気や倦怠感、集中力の低下などを伴うことが多い病気です。
睡眠時無呼吸症候群の2分類
肺や気道が塞がってしまうタイプを閉塞性睡眠時無呼吸症候群と呼び、
呼吸を司っている脳の問題で生じる無呼吸を中枢性睡眠時無呼吸症候群と呼びます。
睡眠時無呼吸症候群の殆どが閉塞性睡眠時無呼吸症候群です。 こちらのタイプは肥満の方に多く見られ、
舌の付け根や軟口蓋が喉・気道を圧迫することで生じ、 寝ている間に大きないびきが出ることが多いという特徴があります。
閉塞性睡眠時無呼吸症候群の治療には、大きく2つの方法があります。
内的治療法であるマスク療法と歯科的治療のマウスピース療法です。
マスク療法
マスク療法は、CPAP療法(経鼻的持続陽圧呼吸療法)とも呼ばれ、 鼻に装着したマスクから一定圧の空気を送ることで気道を広げて、 無呼吸を防ぐ治療法です。
マウスピース療法
普通のマウスピースと異なり、下顎を持ち上げることで気道を広げる機能のあるマウスピースを用いて無呼吸を防止する治療法です。
このマウスピースは、スリープスプリントとも呼ばれます。
マウスピース療法は、睡眠時無呼吸症候群の担当医からの依頼を受け、歯科医師によって行われます。
平成16年より、睡眠時無呼吸症候群治療のための口腔内装置(マウスピース)が保険適応となりました。
これは、医科診療施設(病院等)での診断のもとに装置を製作することになっています。
治療効果の判定などは、専門のお医者さんが行います。
もちろん専門医との連携はとれていますので、睡眠時無呼吸症候群でお悩みの方は、当院にご相談いただければ、専門の医療機関を紹介のうえ、必要に応じてマウスピースをおつくりすることになります。
まずは一度ご相談ください。
当医院より、専門医療機関をご紹介します
医科診療施設(病院等)で検査
口腔内装置(マウスピース)の必要性があると医師が判断した場合
紹介状を持って当医院に来院歯科医院にて口腔内装置(マウスピース)製作
調整後夜間のみ使用
医科診療施設(病院等)で再検査