訪問歯科

訪問歯科

訪問歯科診療(往診)

厚生労働省認定・在宅療養支援歯科診療所
かかりつけ機能強化型歯科診療所
ケアマネージャー資格を持つ歯科医師

訪問歯科診療

当院では病気やご高齢、障害のために歯科医院に通院が難しい方への訪問診療(往診)を行っております。
歯科医院に通院できない方にも、歯医者さんと歯科衛生士さんがお伺いして、治療やケアを行うことが可能です。
もちろん健康保険が適応されます。
お困りの方は、ご遠慮なくお問い合わせください。

訪問診療にはご自宅に伺う場合と、老人ホーム等の施設に伺う場合があります。

訪問診療に取り組むきっかけ

まだ、介護保険制度の無かったころです。1990年代です。あるお宅から、入れ歯を作って欲しい、との訪問診療のご依頼がありました。2年前に入れ歯が壊れてから、毎日卵を飲んで暮らしていたそうです。ショックだったのは、このおじいさんが、医科の開業医のご家族だったことです。お医者さんのご家族が歯科の往診を知らずに2年間も我慢していたのですから、一般の方では、歯科訪問診療を知らずにどれだけ多くの方が不自由しているか。保険診療なのですから、もっと多くの人に訪問歯科を知ってもらいたい!という思いが、今日まで訪問診療に取り組む原動力となっています。

2.老人ホーム等の介護施設に入所されている方

老人ホーム等の介護施設に入所されている方 訪問歯科診療の内容

今までの老人ホームでの往診は、「困った時だけの治療」でした。しかし老人ホームの職員様だけでは入居している高齢者のお口の中の異常は発見できない場合が多く、また認知症の高齢者などはご自分の不調を訴えることができません。そのため、高齢者施設では、定期的な検診と口腔ケアが必要になります。

神田歯科医院の高齢者施設訪問歯科診療では、検診から診断、治療、口腔ケア、食支援、職員様への研修まで、お口の健康にかかわるすべてのサービスを提供いたします。

神田歯科医院の高齢者施設訪問歯科診療

こんなお悩み、ありませんか?

職員研修

口腔ケアと食支援の重要性を職員の方に共有していただくのに有効です。
職員の口腔ケアの知識と技術の向上のお手伝いをします。

口腔ケア講習風景
口腔ケア講習風景
入居者様に協力していただいての口腔ケア実習風景
入居者様に協力していただいての口腔ケア実習風景

無料検診

当院では、年に2回の入居者の方々全員への無料検診を行います。
特に新規入居される方には、無料で口腔内健診を行います。
定期的な検診は、入居される方の健康管理の基本だと考えています。
また、老人ホームは歯科検診が義務化されておらず、痛みや不快感を訴えがることができない高齢者の方が多いので気づいたときにはに重症化している、ということが多く見受けられます。
定期検診を行うことで、入居者の方々や施設の方々の不安やリスクを取り除くことに繋がります。

無料診断書

無料診断書

当院では、検診結果に基づいて作成した診断書を無料でお渡しします。
診断書は3枚複写になっており、施設・ご家族・歯科医院の三者が共有します

訪問口腔ケア

訪問口腔ケア

国家資格を持つ歯科衛生士が施設に訪問して、口腔ケアを行います。
無料検診で誤嚥性肺炎や、虫歯、歯周病などのリスクの高い入所者様に施術します。

データ

これは、当院が定期訪問口腔ケアを始めてからの、老健施設様での肺炎患者数の推移です。
現在1か月に2回の歯科衛生士による訪問口腔ケアを行っています。口腔ケアでお口の中をきれいにすることで(病原性細菌を減らすことで)誤嚥性肺炎を減らすことが実証されました。

日本人の死因の第3位は肺炎です。高齢者においては、死因の第1位が肺炎です。
そのうちの8割が誤嚥性肺炎と言われています。
誤嚥性肺炎を防ぐには、
1誤嚥をさせない
2免疫力を高める
3口腔ケアで病原性細菌を減らす

の3つが有効と言われています。
その中でも、今日からすぐできて効果がすぐ期待できるのが口腔ケアです。
平成30年度の介護保険改正で、特養老健では、1月に2回の歯科衛生士による訪問口腔ケアが評価されました。

実は私も、口腔ケアによる誤嚥性肺炎の予防は半信半疑でした。
しかし、上記の老健での実績を見て、論文に出ていることは本当だったんだなと、老健の医科の先生と一緒に納得しました。上記のグラフは、老健様が茨城県老健大会で発表したものをいただきました。

訪問歯科診療

必要に応じて訪問歯科診療を行います。
入居者様のご家族の同意を取っていただいてからの診療となります。

食支援

介護医療において高齢者がQOL(生活の質:Quality of life)を保ちながら生活していくためには、「食べること」への支援が欠かせません。
高齢者ができる限り長く「自分の口で食べて、食事を楽しんでいただく」ための嚥下機能を維持できるよう、多職種が連携して支援することを「食支援」といいます。
ミールラウンド業務や多職種会議を通じて、利用者様ひとりひとりに適した食形態や食姿勢を考え、また必要とされる栄養摂取やお食事の楽しみを得られるようなお手伝いをします。

3.高齢者施設の方へ

神田歯科医院では、施設訪問歯科診療を、治療だけの往診だけではなく、入所者様の健康を守り食べる楽しみを大切にするための、総合的なサービスと考えております。

上記の各事業(職員研修、無料検診、無料診断書、口腔ケア、訪問診療、食支援)も、それぞれが独立したものではなく、すべて関連して、入居者様の健康を維持していけるものだと思っています。
ご契約先の介護施設様には、
・年1回の職員研修
・年2回の無料検診
・入所時無料検診

などを年間スケジュールに入れることをお勧めしています。

老人ホームに訪問歯科診療に行って驚いたことがあります。老人ホームは、歯科検診(口腔内健診)が義務になっていないんです。学校、保育園、企業などは歯科検診が法的に義務になっていますので、1年に1~2回程度の検診を受けて病気の早期発見が可能です。
老人ホームに入居している高齢者は、若い人に比べて急激にお口の中の状態が悪化するケースが多くあります。ましてや、認知症などで、ご自分の病状をうまく説明できないことも珍しくありません。誰もお口の中を見ないで、ご本人も訴えることが出来ずに、かなり悪化してから治療の依頼を受ける事が多くありました。
当院では、老人ホームなどの介護施設様には、入居者様全員に1年に2回の無料検診をお勧めしています。

神田歯科医院では、入居者様の健康を守るための施設での口腔関連加算算定のお手伝いをしています。
口腔関係の加算項目には
1.口腔衛生管理体制加算
2.口腔衛生管理加算
3.経口維持加算

があります。

1.口腔衛生管理体制加算
・「口腔ケア・マネジメントに係る計画」作成のお手伝い
・口腔ケアに係る技術的助言および指導

2.口腔衛生管理加算
・歯科衛生士による月2回の口腔ケア
・歯科衛生士による技術的助言
・「口腔衛生管理に関する実施記録」等の書類作成のお手伝い

3.経口維持加算
・ミールラウンドおよび多職種会議への参加
・書類作成のお手伝い

介護保険改正から、厚生労働省の介護施設での口腔ケア(口腔関連加算)を充実させる方針が読み取れます。

介護保険改正データ

平成27年度改正
経口維持加算の要件緩和(内視鏡検査等が必要なくなり、ミールラウンドと多職種会議で可能になった)

平成30年度改正
⑴口腔衛生管理加算の要件緩和(歯科衛生士による口腔ケアが月4回から月2回に緩和)
⑵口腔衛生管理体制加算の対象拡大(グループホーム、有料老人ホームなどが算定可能に)

今後も口腔関連の充実は続くものと思います。

なぜ厚生労働省は、口腔関連の介護単位をこんなに充実させるのでしょうか?
それは、口腔ケアにより誤嚥性肺炎を減らし、増え続ける社会保障費を抑えるためと言われています。
誤嚥性肺炎を発症して入院すると、1日5万円の医療費がかかると言われています。口腔ケアで誤嚥性肺炎が減るのですから、介護施設での口腔ケア関連を充実させれば、全体の社会保障費が減るという計算なのです。

実は、介護施設における口腔ケア、食支援などの訪問歯科医療は、「4方良しの皆が得をする医療」と言われています。
具体的には
・高齢者が健康で食事を楽しめる、QOLの高い生活を送れる(これが一番ですよね)
・誤嚥性肺炎を減らすことにより、国全体の社会保障費を減らすことができる
・口腔関連の加算単位により、介護施設の増収になる
・歯科医院は、食支援など新たな仕事にチャレンジできる
何よりも、入居している高齢者の方が、健康でいられるのが良いですね

協力歯科医療機関の契約は無料です。
また、協力歯科医療機関以外の歯科医院の訪問診療も認められていますので、現在協力歯科医療機関がある施設様でも、当院の訪問サービスはご利用いただけます。
なお、施設協力歯科医療機関は複数でも可能ですので、ご希望の場合は契約書をご用意いたします。
治療のみでの他歯科医院様が訪問されている場合でも、その他の入居者様の、無料検診、口腔ケア、食支援、のみでの訪問も可能です。

4.障碍者施設の方へ

障碍者施設の方へ

神田歯科医院では、障碍者施設への訪問診療も行っています。
障碍者施設に行って驚いたのは、やはり法的に歯科検診が義務ではないことでした。
特別支援学校などに通学している間は歯科検診がありますが、卒業後は誰もお口の中を見ていない、という状態のまま、放置されている方が多く見られます。
障碍の程度などによっては、施設等での治療行為は困難な場合があります。そのような場合は、専門の医療機関にご紹介するようにしています。
訪問診療で全てを完結しようとするから、誰も診られない、という状態になる場合があります。まずは誰かが診てあげる、というのが一番大切な事ではないかと思います。